◆そういえば着付け歴でも振り返ってみる？◆

みなさま、こんにちは。1000年先の未来に着物を残す為、

着付師からネオKimonoスタイリストになったミシェル由衣です。

最近、「着付師からネオKimonoスタイリストになった」というフレーズを必ず入れているのですが、実はミシェル由衣が着付師だったことを知らない人もいる様なので、着付けについて振り返って見ます。

◆私も最初は自装ができれば満足するつもりでした◆

着付師さんあるあるな気がしますが、私も「着物を着れる様になりたい！」それだけの理由で最初は着付けレッスンを習いに行きました。もちろん自装レッスンを。鎌倉にあるリサイクル着物屋さんを個人でやられている素敵なおばあちゃまが先生。彼女が先生じゃなかったら続かなかったかもというぐらい素敵な先生。

しっくりきたのはおそらく、「こういうルールだから守りなさい」というよりも、「こうすると綺麗に見えるからこういう風に着るのよ〜。」というこの理にかなった明確な理由を教えてくれるから、す〜っと頭に入っていった様に感じます。

◆出向先での着物好き二人との運命の出会い◆

着付けを習っていたのは会社員時代でした。プログラマーとして仕事しまくってた時に、出向先で二人の女性社員の方と仲良くなり、彼女たちも着物を始めたい。ということで一緒に鎌倉の先生の所へ通う様になりました。私自身もちょうど他装に興味が出てきていて、マネキンを使っての練習を一切しない先生だったので、一緒に行ける人が複数人いる。というのはまさに運命の出会い！二人が自装をある程度覚えてからは自装の練習と合わせて着物の着せあいをする様になりました。

誰かに着せてもらった写真です。練習なのでつむぎに袋帯をしていますね。懐かしいなぁ。

そして、そしてさらに、この仲間の一人が結婚する時に、先生の着付けを見せてもらいまして、すっかり他装の世界にはまりました。花嫁さん衣装の着付けもこの時に習って、本当に数えるぐらいですが、花嫁さん、花婿さんの着付けやらせてもらいました。

◆観光客向けレンタルのお店で修行？◆

会社員をしながら、フリーで着付けを週末、少しやっていた時代もありますが、会社を辞めて、振袖業界をちらりと経験し（ここは私がやりたい世界とは少し違いました）浅草で観光客向けレンタルのお店に勤めることに!!!この時に初めて海外の人への着付けを体験しとても良い経験をさせてもらいました。

この時に色々な体型の人への着付けをたくさん経験しました。女子でも180cmとかいるよ♪２mの男性も来ます。む、胸元が閉じない・・・なんてあるあるですね。そして彼らの自由さもたくさん経験しました。たとえつんつるてんだったとしても、おはしょりなくたって、着物を楽しみたいんです！ここで、良い意味でどんどんと自由で良いを身につけました。だってお客様として来た方を「サイズが無いから帰って？」なんて言えないでしょう？みんな喜んで帰ってくれるのも励みになりました。本当に色々な出会いに感謝

◆日本リ・ファッション協会との出会い◆

この観光客向け着物レンタルに居た頃に、今、スタイリストとして参加させてもらっているRefashionCaravanを作った一般社団法人日本リ・ファッション協会の代表、鈴木純子さんと巡り会いました。

日本からパリに行った制作側のスタッフは私と純子さんだけ♪

理念や考えにすぐに賛同しました。一緒に何かをする機会が中々無かったのですが、2015年10月RefashionCaravanという名前ではなかった当時、初めて、着物のファッションショーをやりました。ここからミシェル由衣のスタイリスト人生がスタートしたと行っても過言では無い！！

今でもよく使わせてもらうこの写真は初ファッションショーの写真

◆着付師からスタイリストへ◆

ショーをやる様になってからも１、2年は着付師を名乗り、着付けの仕事を受けたり、着付けの先生をしたりと着物の仕事と言えばこれでしょ！というわかりやすい道を歩いて居ました。ですがある日、ミシェルさんのスタイリングってどうやるんですか？そういうの教えるイベントやらないんですか？と聞かれた時に、「そっか、それを知りたい人がいるのか！」ということがわかったのと、「このまま着付師を続けていても、なんだか着物の未来に繋がらない気がする。もっと何か新しいことをしないと着物を先の未来に残せなさそうだなぁ」ということがあって、スタイリストを名乗り、スタイリスト業を主軸とした仕事をする様になりました。