【四角のまま仕立てる👘着物の役目が終わっても無駄のない着物生地】

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どうもみなさん、おはようございます。

1000年先の未来に着物を残す為、着付師からネオKimonoスタイリストになったミシェル由衣です。

 

昨日は、今読んでいる「絵で見る 江戸の町とくらし図鑑」の内容でBlogに残しておきたい!と思う内容があったので、「サスティナブルな着物」から脱線して思わず

ドレスコードのある職場🏯江戸城内では正装が必須だった武士の皆さま】を書いてしまいましたが、はい!今日は戻りますよ〜。

 

今回も着物が四角い布であるって事からのサスティナビリティーです。

以前お話した様に、まっすぐ塗っているから色々な人が切れる=無駄にせずに長く着れる

 

という点をお話しましたが今回は着物としての役目を終えた後の話。

まずは江戸時代、庶民のお話

今の様に布が簡単に入る世の中では無かった当時、着物や布を古着から仕入れるのは当たり前。そこから自分のサイズに縫ったり、家族の為に繕ったりをして、大事に着た着物。いよいよ着るのには限界がきたらどの様に使われるのかと言いますと、

・他の着物の補強やお直し

・おむつの布として

・雑巾として使う

・かまどの火種として燃やす

・灰を染物の材料に使う

・最後はその灰を肥料などにして土へ返す

この様にして最後は生地の元となる材料を分けてくださった地球へとお返ししていました。

「ひゃーすごい!無駄がない!この後また、綿花や麻の栄養へとなって返ってくるまさに循環サスティナブル!」

と江戸東京博物館で感激していました。

 

そして現代はというと

・帯に仕立て直す

・羽織に仕立て直す

・洋服にリメイク

・バッグにリメイク

・和小物の材料に

などなど、別の物へと仕立てる方がたくさん!

お洒落な生地だから、リメイクもきっとワクワクしますよね。江戸時代の様に

《地球にお返しする》

という所まではいかなくとも、こうやってちゃんと今の人も循環をしているのです。

 

 

でもこれがやり易いのって、着物が四角い布のまま縫われているからではないかなぁと思いました。

洋服の様に色々な形の生地を縫い合わせているわけではないので、次に作る為の何かを考えた時、布のまま使いやすいのが長く使えるポイントなのでは。と感じています。

誰がどんな想いでこの形にしたのかはわかりませんが、本当に着物ってよくできてる!長く使う知恵に感激させられっぱなしです。

次回は「愛情たっぷりの手縫い着物👘が長く着られるワケ」を書きますね。

おしゃれなだけじゃない着物を始めてみたい!というかた、毎月第四土曜日、日曜日に、ネオKimonoワークショップを開催します。10月は26日27日。お申し込みお待ちしております!

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