昨日、◆世界のお客様を喜ばせるなら英会話力より着付け力◆
という記事を書いたのですが【着付け力】=【着付けの技術力】として伝わったら勿体無いと思い私ミシェル由衣が考える着付け力について記事を書いておこうと思います。
着付け力と聞くと、【着付けの技術力】の様に聞こえるかもしれません。
「着物をいかに綺麗に着せられて、着付けスピードも超早いことが着付け力!」みたいなイメージでしょうか。
ですが、私ミシェル由衣が考える着付け力は少し違います。
〓まずはお客様をよく見て何を求めていらっしゃってるのかを見極める〓
これが何より大切かと思っています。
例えば、私がAirbnbで提供させて頂いているサービスに「Old Meets New」があります。
内容は「ネオKimonoスタイリングを一緒に選んで、着物に着替えて、地元の人が知っている神社仏閣、などを巡ってスマホで写真を撮る」
この時私が着物を選ぶ時に重要にしている事に、「本当にネオKimonoが着たいのか、Kimonoって書いてあったからなんとなくこのサービスに来たのか」です。約7割のお客様はネオKimonoのスタイリングが良い!と言って来てくれますが、中にはKimonoと書いてある=正統派着物が着れると思って私のサービスを利用される方も。
「正統派着物が着れるんだ」と思っているお客様にネオKimonoの提案はあまりしませんし、「ネオKimonoが着たい」と思っている方には正統派着物を提案もしませんよね。そしてこれはもちろん着付けにも反映します。いかにきっちり着せるのか。ラフに着せるのか。をお客様によって変える。この常にお客様のことを考えて
「お客様に着物を楽しんでもらう為にその人にぴったりの着付けをするぞ!」
そんな気持ちが着付け力だなぁといつも考えています。
こんな話をするとまた、「英会話ができないと何を求めているか聞き出せないじゃないか!」そんな声も聞こえてきそうですが、そんなことありません。ヒントはお客様の行動、持ち物などにもあります。
もしお客様に着物選びをしてもらうなら特にヒントは多いです。
1、選んだ着物がどんな柄か。
これって結構重要なヒントです。古典柄選んでるなら正統派着物を求めてる可能性は高いですよね。
2、お客様の持ち物や服装から。
わかりやすい例ですと、ピンクのフリフリ=かわいい文化大好き
ということならネオKimonoのが合うかもしれない。と思ってまずは提案。
「扇子もって下駄履いてる!」正統派でかっこいい感じかもしれないな。
など本当にその人から沢山ヒントを得る事が可能です。
もしあなたがプロの着付師として着付けをするのなら、
「綺麗に、素早く着せられる」なんて当たり前の事
だと私は考えています。「さらに楽しんでもらおう!喜んでもらって日本を好きになってもらおう!」そんな気持ちの着付師さんが着物を着せていれば着物の未来も明るいと考えています。そしてもしあなたがプロの着付師で無かったとしてもこの着付け力って身につけられる事だと思っています。着物で楽しませたい!その気持ちがあれば誰だって、海外のお客様に着物で日本をさらに楽しんでもらえますよね♪
最後になりますが、そんな私が考える着付け力を元に着付師向け英会話を作った為、私の着付師向け英会話ベーシックコース以上のレッスンは、ただ着せる時の事務的な英会話だけをお教えせず、いかに
「お客様の要望や好みを聞き出しやすくするか」の英会話
にかなり力を入れている、英会話レッスンとなっております。
自分の着付け力を英会話で補いたい!と考えている着付師さんがもしいらっしゃれば、どうぞお気軽に受講なさってください。そして世界中の人を着物で楽しませてあげてください。
お申し込みは
kewaiyasan@gmail.com
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